ウィルフォート国際特許事務所がサービスをご提供したお客様の声


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荻野工業株式会社
代表取締役社長 荻野明 様


荻野工業(株) 荻野社長

Q1:荻野工業さんはどんな事業をなさっているのですか?

当社は、金属に様々な加工をして自動車などのエンジン部品を製造する会社です。主力はオイルジェットと呼ばれる部品ですが、これを製造しているのは当社を含めて日本国内では数社だけです。


Q2:荻野工業さんのモットーは何ですか?

私たちは、「できそうにないこと」にお客様と一緒に挑戦する企業でありたいと思っています。得意先からは、その当時の技術ではとても難しいご依頼をいただくことがあります。そんなとき、私たちは創意工夫を凝らして新しい技術を開発し、お客様の思いを形にしていきます。今後も「ないものは作ればいい」を合言葉に、エンジン部品の開発で培った、当社の強みである金属加工技術を活用した、新たな製品開発にも取り組んで参ります。


Q3:ウィルフォートを選んだきっかけは?

当社の顧問弁護士にご紹介いただきました。その顧問弁護士さんから、ウィルフォートの所長の上村さんはとても信頼できるし、海外の特許にもとても詳しい方とお聞きしましたので、お願いすることにしました。


Q4:ウィルフォートのサービスは他の特許事務所と比べていかがでしたか?

今までお付き合いしていた特許事務所は、こちらが説明した内容を文書化して特許出願だけしかやって頂けませんでした。例えば、発明の内容に関することや、特許出願をした後のことなど全然アドバイスを頂けませんでした。
私たち中小企業は、特許について十分な知識やノウハウを持っていません。上村所長をはじめウィルフォートの弁理士さんは、単に特許をとるだけでなく、特許出願に関連して考えなければいけないことを、様々な観点から多岐にわたる技術的ストーリーを示してアドバイスしてくださいます。そのアドバイスはとてもわかりやすかったので、安心してお任せすることができました。

左:荻野工業(株) 荻野社長 右:ウィルフォート 上村輝之

Q5:具体的には、どんなアドバイスが役立ちましたか?

私たちが一つの発明を考えて相談に行ったときのことでした。その発明とよく似た先行技術があることがわかりました。このとき、もう特許はとれないかと諦めかけたのですが、この発明に関して、私たちが見落としていた観点からアドバイスをいただき、それがヒントになって様々なアイディアが湧いてきました。結果として、先行技術よりも効果の高い、とてもいい発明が生まれ、特許も取れました。
でも、何と言っても、気さくで温かみのある上村所長の人間性がとても気に入っています(笑)。


Q6:ウィルフォートが代理人となって、球面カシメ加工についての特許を1件と、オイルジェットについての特許を5件取得しました。これらの特許があることで、荻野工業さんのビジネスへの影響はありましたか?


荻野工業(株) 茨城工場前

いい影響があったと思います。というのは、当社の得意先は大手の自動車メーカさんなどですが、当社の製品が特許を取得したものとなると、お客様もそれを高く評価してくださいます。その結果、新規の受注も少しずつ増えています。
また、当社の得意先以外に対しても、特許を保有していることが、技術力の高さを客観的に示す一つの指標になっています。例えば、各種補助金を申請する際、保有特許のリストが申請人である当社の技術力の高さを客観的に証明してくれていると思っています。


Q7:特許を取得するには費用がかかります。特にオイルジェット装置について6件の特許出願(うち5件が登録)をなさいました。それだけ費用をかけてでも特許を取ろうと思ったのはどうしてですか?

将来、特許紛争に巻き込まれないために、当社の重要な技術についてはぜひ特許を取得したいと思ったからです。特許出願しても、その結果として特許が取れる場合も、取れない場合もあります。特許が取れればうれしいのですが、仮に特許が取れなかったとしても、特許出願をしておけば自分たちがその技術を使うことはできるので、その点で特許出願をする意義があると考えています。また、継続的に特許出願をしていくことによって、対外的に当社の技術のポテンシャルを示すことにもなると思います。


Q8:最後に、今後ウィルフォートに期待することは?

ビジネスの世界は不確実です。だからこそ、経営ストーリーや戦略が必要です。経営ストーリーや戦略があれば、うまくいかない時に軌道修正も可能です。
ウィルフォートさんは、当社の技術に関連して多岐にわたる経営ストーリーや戦略に必要な技術ストーリーを具体的に提示してアドバイスしてくださいます。この技術ストーリーが、私たちの技術戦略の立案にとても役立ちます。私たちの技術が自己満足に終わらないためにも、多様な技術を知っているウィルフォートさんに今後もアドバイスをいただきたいと思います。